くねくね Kune-kune |
系統 : 幽鬼・亡霊 又は 憑き物 近代都市伝説の怪異の中では有名な正体不明の妖怪でやんス。 名称こそユウモラスでやんすガ、その影響は凄まじク…。 |
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その名の通り、田畑や川向こうなドに見える白色または黒色ノくねくね動く存在であリ、 その正体を知ると精神に異常をきたしてしまう、と言われテおりやス。 おおよその特徴としてハ、 前述の通リ、色は白イ。 稀に黒イくねくねモ確認されていル。 人間とハかけ離れた動キで体ヲくねらせル。 夏の水田や川原など水辺で目撃されるこトが多イ。 この者を遠クから眺める分には特に問題は無イが、確と姿を見たり何者であるカを理解した途端、精神に異常をきたしてしまウ。 と伝わっていルようでやんス。 起源が曖昧である事が殆どである都市伝説の中では珍しク、この怪異の話は最初に語られた出所ガはっきりしていやス。 逸レは弐仟参(2003)年に掲示板サイト「2ちゃんねる」のオカルト板「洒落にならないくらい怖い話を集めてみない?」ニ 投稿された話でやしタ。 大まかに御紹介するト… これは語り手さんの弟さんから伝え聞いた話であリ、弟さんの友達のたけし君(仮称)の実体験だそうな。 たけし君はある年の夏、お兄さんと一緒に母方の田舎に遊びに行きました。 ある日お兄さんと二人で家の窓から外を見ていると 田んぼの向こうに真っ白な何かがいて、突如くねくね踊り始めました。 「あれはいったい何なのだろう?」 たけし君もお兄さんも、最初はそれが何なのかわかりませんでしたが、やがてお兄さんは分かったようで。 「お兄ちゃん、あれは何なの? わかったなら教えてよー」 と、たけし君が尋ねたところ、お兄さんは 「わ、ワからなイ方がイい」 と、答えてはくれませんでした。 その後も結局其れが何だったかは分からなかったのです。 語り手さんが弟さんに、「お兄さんにもう壱度其れが何だったのか聞いてみれば」と勧めると 弟さんはこう答えたのでした。 「たけし君のお兄ちゃん、今、おかしくなっちゃって会話が出来ないんだ…」 と…。 (「2ちゃんねる」オカルト板「洒落にならないくらい怖い話を集めてみない?」より再構成) そんな恐ろしイくねくねデやんスが、その正体は如何ニ。 夏の暑い日に自動車や電車なドから田舎の風景を見ていルと 陽炎デもやもやしていルような光景を目にした事は誰シもあるカと存じやス。 その陽炎の炎のように揺らめいている動キは、くねくねノ名前の由来にモなった 「奇妙なくねくねとした動き」ト言えなくもなイのではなイでやんしょうカ。 そんな陽炎が差スほどに暑い陽射シの中、ふと興味を持って正体を探ろウと一心に凝視していれバ 知らず知らズのうちに熱中症で倒れてしまっても然もありなンというものでハ…。 そして是が"精神ヲやられてしまう"と言う事なのでハ…? 勿論、この日ノ本に古クからいる妖怪が時代の流レで性質を変えていった可能性も充分あルでやんス。 其レは、地上に降りて怪しく揺らめクようになった一反木綿なのカ 井戸の上から水の畔に住処を移シ、踊り狂う狂骨なのカ。 はたまタ、最初に電脳掲示板に投稿した者が投降する際に前置キしていた通り、全クの"創作"であるのカ…。 無論、信じルも信じなイも其レは人間の皆さンの心持ち如何… もけけけけけけけケ…! |